結局UCってどこがいいの?
UC(カリフォルニア大学)って、ひと口にUCといっても、
サンフランシスコ、バークレー、ロサンゼルス、サンディエゴ、アーバイン、デービス、リバーサイド、マーセド、サンタバーバラ、サンタクルーズと、9つもキャンパスがあります。
カリフォルニア地元民じゃないと、結局UCの中から一体どこキャンを選んだ方がいいの?と情報集めに奮闘するはず。
この記事はそんな方のために、UCのキャンパスの特徴をまとめたものです。
ちなみに、サンフランシスコは大学院生向け、マーセドはまだ新しく留学生にあったことがないので、それ以外のキャンパスに触れていきます。
そしてまず大前提として、留学先を選ぶ際には、自分が興味のある授業がどれだけあるか、興味のある研究をしている教授がいるか、で決めるのが一番だと思います。
その上で、勉強する環境や、勉強面以外のことなどもキャンパスを決める上で重要になってきますので、その辺を参考にしてもらえたらと思います!
⑴レベル感
まず、レベル感!入試の難易度ですね。
ランキングだったり、見聞きした感じを参考にざっと並べるとこんな感じになると思います。
1st tier
バークレー、ロサンゼルス
2nd tier
サンディエゴ、デービス
3rd tier
4th tier
サンタクルーズ、リバーサイド
という感じかな!
基本的にはやはり上のレベルのキャンパスに狙いを定めればいいかなと思います。
ただ、UCの交換留学の場合は第3希望まで出す必要があるため、他のキャンパスの情報も必要ですよね。
⑵キャンパスごとの特徴
ここで順番にキャンパスごとの特徴を見ていきましょう!
〜バークレー〜
バークレーは言わずと知れた名門校ですね!世界でもトップレベルに入る大学です。勉強することに関しては文句なしの環境でしょう。
位置的にはサンフランシスコよりもちょっと北西のあたり!都会過ぎず、田舎過ぎず、のんびりとした学生生活が送れそうです。カリフォルニア北部は南部よりも寒いので、カリフォルニアらしい暖かい気候はあまり期待できません。
サンフランシスコベイエリアには、電車で30分から1時間ほどで行くことができます。観光はもちろん、インターンシップを探したり、ネットワーキングを行うためにも良い立地!
欠点としては、治安がそれほど良くないこと。アメリカなので基本は日本より治安は良くないし、正直UCのどこのキャンパスでもsexual assaultや強盗のようなことは起こっています。バークレーも例によって治安はそこまでよくありません。
〜ロサンゼルス〜
特徴的なのは、UCの中で唯一大都市の中にあるキャンパスであることです。東京では、行きたいイベントに足を延ばすのはとっても簡単です。でも広大な土地を持つアメリカでは、そう簡単にはいきません。UCLAなら、東京にいるみたいに、気軽にアートに触れたりソーシャルイベントに顔を出す事が可能です!
それから、食べ物もいい(らしい)。アメリカのbest college foodランキングでは常に上位にランク付けされ、2016年には1位を獲得しました。UCLAに通う人に聞いても、確かにビーガン向けの料理が充実していたり、健康的だったりする模様。でも結局はアメリカの食事ですので、その辺りは心得ておきましょう。
短所は、そのままですが都会である所ですね。もちろん治安は悪いです。個人的にロサンゼルス(都市そのもの)は居心地が悪いと感じました。実際に行った感じだとバークレーやサンフランシスコよりも悪いです。
それから住居のコストも高めです。2人部屋、3人部屋でも、ざっと見た感じ他のキャンパスの1.5倍ほど高い印象です。
都会が好きな方にはいいかもしれませんが、もう少しのんびり勉強に集中したいという方にはあまり向いていないかもしれません。LAとアーバイン両方に受かった知り合いは、都会な感じが好きじゃないからアーバインにしたと言っていました。(もったいない!LAの方がネームはいいのに!と別の人から突っ込みを受けていました)
〜サンディエゴ〜
さて、2nd tierのサンディエゴ。正直2ndと3rdの間にそんなに差はない気もしますが、ホームメイトがサンディエゴのことをアーバインより"prestigious"(指でくいくいっとクオーテーション)と呼んでいたので、地元民的にはサンディエゴの方が上なのでしょう。
ランキング的にはそんなに変わらないけど、入試の難易度や合格者の点は高いので、学生は優秀な予感!2nd tierとは言え、1stに負けず劣らず勉強面に関しては十分すぎるほど良い環境でしょう。
あとは、ビーチにとっても近いのも魅力的!勉強に疲れたらビーチを見に行ってちょっとのんびりしたりなんかもできそうですね。
サンディエゴは行ったことはありませんが、行った人からとても良い街だとお聞きしています。
短所としてよく聞くのが、留学生が寮に入りづらいこと。寮が足りないので、off campusのアパートを借りなきゃいけないなんていうのはよくある話です。でも実際アメリカに来てみると、off campusでルームシェアをしている学生は結構いて、寮に入れなくてもそんなに問題はないかな?という気はします。
あとは、レビューに書かれているのは、バークレーやロサンゼルスよりもパーティがない!SDはsocially deadの略!みたいな感じですね。パーティ好きな方には他のキャンパスをお勧めします。
〜デービス〜
3rd tierっぽい感じもしなくもないけれど、理系に関してはピカイチ!な印象があるので、2ndに入れておきました。
当方文系なため、デービスに関してはあまりリサーチを行なってこなかったのですが、とにかくめっちゃ田舎!らしいです。自然に囲まれていて、牛のにおいがoverwhelming!ってレビューに書いてあったのは笑いました。
留学生は寮に入らせてもらえなくて、アパート借りなきゃいけないって書いてあるのを、先輩方の留学体験記で読んだ記憶があります。
〜アーバイン〜
さて、来ました。わたしの留学しているアーバイン!
アーバインはロサンゼルスよりもちょっと南。ロサンゼルスには電車で1時間半ほどかかります。ディズニーやエンジェルズスタジアムがあるアナハイムに近いところにあります。
アーバインの良さ、それは治安の良さ!これに尽きるでしょう。全米一の治安の良さを誇っており、割と夜中に歩いていても怖さを感じたことはありません。なんなら何もない分、東京より安心感があります。ホームレスもいません。なぜって全部追い出してるからね…。
学力的にはフツーの大学です。特に飛び抜けて頭がいい人とか悪い人がいるわけでもなく、可もなく不可もなくという感じです。それでもアラムナイにはgoogleやamazonといった有名企業に就職している人も多々おるそうな。
アーバインのComputer science(情報科学)は結構有名らしく、メジャーにしている人がそこたら中にいます。
あとは、多様性!まず、アジア人が多い!キャンパスにいる半分くらいの学生はアジア人です。中国語・台湾語・韓国語、日本語も時々聞こえてきます。東アジア出身が圧倒的に多いですが、アジアといってもフィリピン系、インド系など多様性はあります。
それからラテン系のルーツを持つ人もたくさんいます。それってつまりどういうことかというと、喋れるけど英語がネイティブじゃない人がたくさんいるということなので、英語に関する敷居は低めだと思います。完璧に喋れなくても、別に皆も完璧じゃないから、間違っててもいっか!って気持ちになれます。
短所は、田舎であること。移動は基本車です。車がなければどこにもいけない。自分で持ってなければuberなんかを駆使します。
ロサンゼルスに行けなくはないけど、近くもないので、都会的な楽しみとは切り離された生活です。かと言ってビーチに歩いて行けるほど近いわけでもなく、中途半端な位置にあります。
それから、基本的に高級住宅地なので住居の費用と物価は比較的高めな印象です。
〜サンタバーバラ〜
パーティ!!
もうこれで説明終わっていいんじゃない?サンタバーバラといえばパーティです。
でも人によっては、世間で言うほどそんなにパーティばっかりと言うわけでもないとか、パリピすぎてついて行けない…とか、感想は様々。その人のパリピ具合によって違うんでしょうね。
あとは良い所は、プライベートビーチがあること!キャンパスから歩いてビーチでチルできるのはやっぱり魅力的です。ああ、羨ましい。
悪い所としては、寮が古くて綺麗じゃないというのはきいたことがあります(アーバイン比)。レビューにもそんなことが書いてあるので、そうなんでしょうね。それからレビュー曰く、寮が小さくてほとんどが3人部屋なんだそうな。
あとはまあパリピじゃない人は絶対に行くべきではないでしょうね。
〜サンタクルーズ〜
森!な印象。
キャンパスがとにかく自然に囲まれているというか、なんならキャンパスが森の中にあるというか。先輩の体験談で、たまに白い鹿が見れるって書いてありました。どれだけキャンパスが森!なのかお分りいただけるでしょうか。
UCにしては珍しく、マンモス校というよりかは、少人数の授業が多めです。こぢんまり、ゆったりとした環境で勉強したい方には最適な気がします。
都心からは遠いので、学期の間は学校に閉じこもることになるでしょう。
tierは低いけれど、これはこれで良さそうな環境!と思わせてくれるキャンパスです。
〜リバーサイド〜
とあるサイトに治安が悪いと書いてあって、それだけで選択肢から外してしまいました。というか、アーバインと比べてしまうとどのUCも治安は悪いです笑
改めて調べてみるとリバーサイドに対する評価は色々ですね。googleでis uc riverside まで入れると、a good schoolのすぐ下にa bad schoolと出てくるので世間的にも評価が割れているのでしょう。
どうやら、バークレーなんかと比べてしまうと見劣りするけど、教授はいい大学を出ているし、勉強する面で困ったことはないよ!みたいな感じらしい。
もともとリベラルアーツカレッジだったこともあり、今はマンモス校というよりもミドルサイズに落ち着いている様子。
ロサンゼルスからもそう遠くないので、世間の評判とは関係なく、充実したキャンパスライフが送れそうです。
とまあこんな感じで、後半の雑感がいなめませんが、まとめてみました。
基本的にはどこでも住めば都だし、どこのキャンパスでも充実したキャンパスライフが遅れることは間違いないでしょう。
なんとなくの雰囲気を掴んでキャンパス選びの参考にしてみてください。